Archive for the ‘TOPICS’

5月 特別稽古&国際セミナー

2024年4月28日~5月5日、セルビア・ベオグラード、イタリア・ミラノにて、琉球古武道賢亮流協会および上地流空手の特別稽古と国際セミナーが行われました。

沖縄から新垣隆、中曽根、福地、当道場から新垣昭善の4名が訪問し、海外の選手と共に汗を流しました。コロナ禍以降、久しぶりの海外訪問となり、欧州を訪れるのは2017年以来7年ぶりとなります。
多くの選手がセミナーに参加。熱心に稽古に励み、関心の高さをうかがわせました。

空手・古武道を通して多くの国の選手と交流することも、また一つの素晴らしい学びであり、価値観の共有また、グローバル化と多様性を受け入れることの大切さを知る機会でもあります。今後とも国内外問わず、後進の育成に力を入れ、今回得たものをまた次の世代へと伝えていきたいと思います。

最後に今回、このような素晴らしい機会を頂いた主催者のOkikukai Serbia HombuのVladimir Popovicさん、Kuro Obi Kai DojoのPalumbo Gaetanoさんに心から感謝申し上げます。

日時:2024年4月28日~5月5日
場所:セルビア・ベオグラード、イタリア・ミラノ
主催:Vladimir Popovic(Okikukai Serbia Hombu)、Palumbo Gaetano(Kuro Obi Kai Dojo)

 

4月特別稽古

 

4月6日(土)、小松橋区民館にて、沖縄県から来訪されている新垣隆先生をお招きして特別稽古が行われました。

一人一人の特徴や改善点を捉え、技の意味と技術の両立など、誰もが気になる部分について、新垣隆先生ならではの視点でアドバイスをいただきました。

楽しい充実した時間をありがとうございました。

[新垣隆]
範士九段。12歳で沖縄空手をはじめる。沖縄文化の古武道・空手を世界中に広めるため、後進の育成、普及活動に尽力。

3月 特別稽古

イタリアミラノにあるKuro Obi Kai Dojo道場主のガエタノさんが3月初旬より日本に来日。東京道場にて、古武道の稽古に励みました。

ガエタノさんは、イタリアミラノにあるKuro Obi Kai Dojoにて、道場主・指導者として活躍。深川道場の稽古日には、空手の指導も行いました。

古武道に深い興味関心をもたれており、毎年日本に来日。熱心に稽古に励みながら実力をあげています。
温かい気さくな人柄で道場生と広く交流を深め、良き思い出をたくさん残してくださいました。4月にイタリアに帰国します。

 

 

昇級者授与式

昨年2023年後半に行われた昇級審査の合格証書が届き、本日、授与式を行いました。

審査会は、自身の成長を図るひとつの目安ですが、他方で、互いに教え合うなかで、道場全体が成長していく過程を感じられる大きな喜びの場でもあります。自分の可能性にふたをすることなく、これからも日々の稽古を楽しみながら精進し、東京道場を盛り上げていっていただきたいと思います。

皆さん、おめでとうございます!

2024年 初稽古

1月6日土曜日、東京道場では2024年の初稽古が行われました。今年も皆であつまり、こうして初稽古を迎えられたことを大変嬉しく思います。

昨年を振り返ると、道場を長きにわたって支えてくださった琉球古武道賢亮流協会会長の与那嶺幸助先生、また、五段・師範である佐竹誠二さんが旅立たれ、悔しさと信じられない思いでいっぱいでした。しかしながら、このような中でも、稽古に邁進し続けることができたのは、変わらずに鍛錬に励む道場生、また、支えてくださる多くの皆さんのお力添えがあってこそだと実感しています。

2024年は「甲辰(きのえたつ)」。木が真っ直ぐに伸びていく様と、龍が天高く昇る様から、これまでの努力が実って夢が叶いやすくなる年と言われています。活気と勢いに満ち溢れた昇り龍のように、新しいことにどんどんチャレンジする一年となることを願い、新年の挨拶にかえさせて頂きます。引き続き、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

最後に、年始に起きましたこの度の震災に対し、心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興をお祈りしております。

道場主 新垣昭善

(訃報)琉球古武道賢亮流協会東京支部道場 五段・師範 佐竹誠二さんの逝去について

東京支部道場で長きにわたり、琉球古武道の研鑽を積まれてきた佐竹誠二さんが、2023年11月19日に永眠されました。生前のご厚誼に深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。なお、通夜および葬儀は近親者を中心に執り行われ、訃報のご連絡も法要後とさせていただきました。

故人氏名:佐竹誠二(さたけ せいじ)
享年:68歳

 

(参考)
佐竹誠二
2012年5月13日に琉球古武道賢亮流協会東京支部道場に入門。青年期に単身ニューヨークに渡り、幅広い人生経験を積む。海外生活は長く、語学も堪能。また、ニューヨークの極真会館岸道場で稽古に励み、空手道にも精通。帰国後は、建築や塗装工事を手がける叔父の会社を継承し、代表取締役社長として活躍。

 

【道場主 新垣昭善】

ともに汗を流してきた佐竹誠二さんの訃報を聞いたときは言葉にならない思いでした。過去にも難しい病を抱えながら、強い精神力と根気強さで克服し、その度に、人生を生き抜く強さを学んできました。

道場の外では信頼できる人生の先輩・友人として、その優しさに私自身、幾度となく助けてもらい、稽古の場では、新しく入門してきた道場生に対して、厳しくも温かい目で熱心に指導をしてくださり、東京道場の太い柱として私をサポートしてくれました。

まだまだこれからも、一緒に稽古に励むと思っていただけに無念でなりません。最後まで気丈に振る舞う姿に、本当に勇気づけられました。佐竹さんの東京道場への多大な貢献と功績に心から感謝し、ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。